デザインや包み方によって変わる撥水風呂敷の表情

撥水風呂敷のデザイン:唐草

風呂敷は、無地からグラデーション、柄物などさまざまな種類があり
昔から利用されている和柄には意味を持ったものもあります。

和柄の意味
唐草模様は、生命感が強いつる草をモチーフにした絵柄となり、
じつは柄の種類も豊富にあるのですが、今日では唐草模様と言うと
誰もが連想する柄として、グリーンの地に白のつる草が配置された模様となります。


獅子舞の胴体部分を連想したり、泥棒のイメージをもたれてしまうことがありますが、
つるはどこまででも伸びていくことから長寿の意味を持っていたり、
つるは広がって生えることから繁栄を意味して使われることになります。


日本では、60歳の還暦を始めとして長寿のお祝いがあり、子供や孫からギフトが贈られることになります。


この時には、店舗で購入したときにつけてもらった紙袋に入れて渡すのではなく
唐草模様の風呂敷に包んであげれば、これからも長生きをしてほしいという
思いを伝えることができるとともに、紙袋であれば捨ててしまうところ、
風呂敷なので活かしてもらうことができます。


風呂敷は、シンプルながらも柄によるデザインも重要になってきますが、
さらに使い勝手の良い機能性にも着目して選んでみるといいでしょう。


風呂敷はシンプルな四角の布になりますが、球体でも瓶であっても
どんな形でもうまく包み込むことができる機能性を持っています。


さらに、撥水風呂敷であれば使えるシーンがぐっと増えることになります。
風呂敷に入れて持って行こうと思っていた時でも、外が雨であれば
やっぱりビニールバッグに入れて持って行こうと思ってしまうものです。


ここで撥水風呂敷を活用すれば、雨で中身を濡らすことなく持ち運びをすることができます。


逆に、煮物など汁物が入っているお惣菜を持ち運ぶとなるとこぼれてしまう
危険性もありますが、撥水風呂敷であれば中でこぼしたものが風呂敷に
染み出ることはありません。


また、しっかりと結んでおけば風呂敷から汁が零れ落ちることもありません。

日本の伝統文様の美しさ|幾何学文様、市松文様、縁起柄など魅力的なデザイン多数

日本には様々な伝統的な文様があり、唐草文様や麻の葉文様をはじめ、魔除けや長寿を願う意味がそれぞれの柄に込められています。

こうした文様の願いを込めるなら風呂敷で、しかも贈り物の包みに使う事が効果的です。
ついでに言えば撥水加工など機能性も追求すれば、雨に濡れても問題ありません。

唐草模様をはじめ、日本には古来から親しまれて受け継がれている伝統的な文様がいくつもあります。
その種類は豊富であるものの、あえて分類するなら2種類に分ける事ができ、1つは波や月など自然をモチーフにした幾何学文様、
もう1つは動植物をシンボルにした動物文および植物文です。

とはいえ植物をあしらっているからといって、必ずしも植物文に分類されるわけではありません。
例えば日本の伝統紋様である麻の葉文様は大麻の葉をモチーフにしているものの、正六角形をあしらった幾何学文様としての認識のほうが強いです。「割付文様」という1つの図形を規則的に描かれたタイプとしても、分類される事があります。 「割付文様」のようなタイプの柄は他にもあり、市松文様も代表的です。

古墳時代からその存在が確認されているこの柄は石畳や霰と呼ばれていましたが、江戸時代の歌舞伎役者こと初代・佐野川市松が舞台の際に着用していた袴の柄に用いられた事をきっかけに、「市松文様」と呼ばれるようになります。

時代の流れとともに名称が変わる事は珍しくなく、縦と横に太い線を配列した柄である「三崩し」及び「四崩し」は現代ではその本数で名前を変えているものの、室町時代までは易占いで使用される道具こと算木を崩した状態に見えた事から「算木崩し」、もしくは「算崩し」と呼ばれていた時期がありました。

いずれにしても、現在にまで継承されている伝統的な和柄は実に多種多様です。
それらの共通点は柄の配置のパターンやモチーフの種類だけでなく、「縁起柄」も挙げられます。「縁起柄」とは文字通り、縁起の良い図形で、当時の人々の風習や考え方を反映しているのが特徴的です。

例えば、先述した麻の葉文様もまた縁起が良い図形として広く知られています。
「丈夫で成長が早い麻にあやかりたい」という願いから、健康面が不安定な子供の産着や下着に用いられていました。

また、邪気を払う魔除けの図形としても愛用されていた模様です。
他にも「うめ」という音から「産め」という言葉にかけられ、安産祈願の意味が込められた梅などが挙げられるものの、こうした縁起の良い図形の中でもトップクラスの和柄を「吉祥文様」と言われています。

吉祥文様は晴れ着や祝いの席など目出度い時に用いられる事が特徴的で、日本に限らず、アジア圏で愛用されている柄です。
日本では亀の甲羅をモチーフにした「亀甲文様」が有名で、「鶴は千年、亀は万年」という長寿吉兆の言葉に結びついている事から縁起が良いとされています。